唾液が出にくいと色々な問題が起こるかもしれないと皆さんご存知ですか?
もしもお口の中がパサパサだったら、と想像してみてください。
食べ物が飲み込みにくそう、とか話しづらそう、というのは想像がつきますよね。
唾液にはその他にも消化酵素が含まれていて消化を助けたり、抗菌作用もあるのです。
食後はお口の中が酸性に傾きますが、その酸性になったPHを戻したり(緩衝作用といいます)、その酸性の環境で虫歯菌が活発になって溶け始めた歯にカルシウムやリンといったミネラル分を補給したりもします。
唾液は私たちにとってとても重要な役割をしているのです。
長年通ってくださっているYさんは、持病の影響でここ数年唾液の分泌がとても少ない状態です。
・・すると歯磨きは一生懸命していただくのですが、次々と虫歯が出来てしまうのです。
下の前歯まで虫歯になってしまいました。
通常、下の前歯は唾液の出口が近く、一番虫歯にはなりにくい場所なのです。
虫歯菌も歯周病菌などの細菌はお口が渇いていると繁殖しやすくなります。
でもYさんはまめにご自身でもお掃除をして、検診とプロのお掃除にもいらっしゃるので”モグラたたき”の様に、早期発見、早期治療で何とか頑張っています。
あとはなるべく唾液が出やすいように唾液腺のマッサージをしたり水分をなるべく取ったり出来るとより予防になります。
いずれにしてもプロの目が届くように定期的に歯科受診をしましょうね!!