歯周病とタバコの関係

喫煙はタバコ臭い口臭の原因になったりヤニが歯について汚く見えるだけではありません。

肺ガンのリスクが高くなる、といったことはよく耳にするかもしれませんが、実は歯周病のリスクもとても高くなるのはご存知ですか?

しかも重症化しやすく治りにくい、といったやっかいな状況になってしまいます。

タバコには沢山の化学物質が含まれていますが、ニコチンやタールなど耳にしたことがあるかもしれませんね。

それらの物質によって血管が収縮したり酸素の供給がうまくいかなくなるのです。

そのため歯肉に炎症があっても出血しにくく自分でも気付かないうちに進行してしまいます。

血管が収縮すると血行が悪くなるので歯の周りの組織に必要な栄養も酸素も行きわたりにくくなり、白血球も到達しにくいため戦うべき微生物(歯周病菌など)にも負けてしまうというわけです。

沢山の研究がなされていますが、歯周病の重症化に伴い、生活習慣病や喫煙率が高くなることが分かる研究もあります。

そして糖尿病や動脈硬化性疾患のリスク病態とされるメタボリックシンドロームの関連項目(高血糖、高血圧、肥満、脂質異常)にも関連があることがわかってきました。

つまり喫煙があると歯周病も重症化し、糖尿病や心疾患等にもなるやすくなるかもしれないという事です。

日本歯周病学会会誌 (0385-0110)52巻1号 Page73-82(2010.03)

歯だけではなく全身の健康の為にも禁煙するのは一番ですが、なかなかタバコをやめられない方はせめて日々の歯磨きだけではなく専門家の検診と歯科衛生士のクリーニングを受けてメンテナンスをしましょう。


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